ニートから人生を立て直す手段の一つに、大学受験があります。
僕自身高校卒業後3年間ほどニートをしていましたが、4浪の年齢で大学を再受験しました。
その結果北大の経済学部に合格して今も大学生として活動しています。
こんな経歴なので似たような境遇の人は全力で応援したい気持ちが強いのですが、何よりもまず最初にニートから大学合格を志す人に伝えておかねばならないことがいくつかあります。
大きな決断で人生をさらにややこしい状況に陥らせないためにも、ぜひとも読んでいただけると幸いです。
医学部受験は本当にやめた方がいい
ニートから大学受験をする人の中には医学部を志す人もかなり多いと思います。
………本当にやめておいた方がいいですよ。
医学部は確かに合格さえできれば人生一気に勝ち組路線に入れます。
なので得られる結果の大きさだけを根拠に医学部を安易に選択する再受験生が後を絶ちません。
でも医学部はそもそも合格する難易度が桁違いに高いです。
ただでさえ半端じゃなく難しいのに、最近話題になっている通り年齢が現役生と離れているとそれだけで入試で大きく差別され、偏差値がさらに爆上がりです。
表沙汰になったのは一部の大学ですが、入試差別なんて医学部の中では珍しくもなんともありません。
つまり医学部に入れば合格すれば年齢で差別されることがなくても、肝心の入試で思い切り差別されるので結局はただのタイミングの違いでしかないんですね。
得られるメリットの大きさだけを根拠に医学部受験がお得だと判断するのはあまりに軽率です。
そして医学部受験にはもっと恐ろしい罠が待っています。
それは替えが効かないことです。
医学部以外の学部であれば仮に第一志望の大学に届かなくても、難易度の低い大学に滑り止めで合格すれば入学後も第一志望の大学に合格した場合と似たものを得られます。
ですが一度医学部を目指してしまうとその医者になるという望みは医学部でしか成し得ず、滑り止めで他の大学に行っても代替となる結果を得られないんですね。
なので一度目指したが最後、何年やっても受からず結局ニートに逆戻りということが割とありふれてます。
入学するまで差別されただでさえ難易度高すぎなのに、受かるまでやめられない。
こんなに恐ろしく闇が深い医学部受験に手を出さなくとも、普通の学部でも人生をよくすることができます。
以下の記事で3浪以上の年齢で医学部に以外するメリットと卒業後の進路について紹介しているので、ぜひご覧ください。

それでもなお医学部を目指すなら止めませんが、この上ないリスクを背負っていることをくれぐれもお忘れなく。
明確な目標がないなら大学受験はしなくていい
今すぐに働き口を探す、副業でお金を稼ぐなど、他の選択肢がある中で大学受験を選んだ理由はなんですか?
その質問に明確に答えられないなら大学受験はすべきでないと思います。
先に言っておきますが、大学に合格したからと言って将来への不安は消えませんよ。
大学に合格しただけでは人生は変わりません。合格した後に何をするかが大事ですから、大学受験はただの過程に過ぎないんです。
医学部以外ならもちろんのこと、医学部に行くとしてもその後に鬼のスケジュールが待っていますから、相当な覚悟が必要になります。
僕は就職するという最低限の将来を保証しつつ在学中に副業活動に専念するために4浪の年齢で大学に再受験しました。
年齢的に4浪だとしても卒業すればニートよりはるかに就職しやすいですし、在学中に有り余る時間を使って自分のために活動できることも大学再受験の大きな魅力でした。
結果として、現在は宇宙ヤバイch・科学ヤバイchというそこそこ有名なYouTubeチャンネルを2つ運営していて、就職せず広告収入で比較的自由な人生を送ることができています。

くれぐれも大学に合格することだけが目標にならないよう、入学後の明確な目的を決めておきましょう。
金銭的に余裕がないなら国公立大学がおすすめ
金銭的に余裕がないなら国公立大学を目指すのがおすすめです。
国公立大学はただでさえ学費が安い上に、過程環境次第では授業料免除を受けることができます。
僕自身母子家庭なので、年齢的に4浪ですが問題なく免除を受けることができています。
ですがこれが私立大学になるとそうはいきません。
私立大学に通う同級生を見るとお金に困っている人が本当に多いこと…私立と国公立では表の学費表記以上の差があるので要注意です。
そして国公立大学といえば科目数が多くて難しいイメージがあるかもしれませんが、駅弁大学と呼ばれる地方の国公立大学は決して難しくありません。
比較的に簡単に入れる割にその地域では国公立大学というだけでかなり評判が良いのもおすすめの理由の一つです。
宅浪でも全然戦える

StockSnap / Pixabay
ニートから大学受験をする人の多くは予備校に通えず宅浪を選択することになるでしょう。
僕も1年間ひたすら家にこもって勉強していました。
一般的に宅浪は難しいと言われていますが、今はわかりやすい参考書も充実してますし、参考書1冊分程度の格安で授業が見られるツールなどもあるので、学習効率の面では予備校に引けを取りません。
問題は学習計画、スケジュール管理、疑問点の解決などを全て自分でやらなければならないことですが、人生本気で追い込まれていたらなんとかなります。笑
当サイトでは宅浪生に役立つ勉強法やテクニックなど様々な情報を紹介しているのでぜひお役立てください。
また以下の記事では僕が1年間の宅浪で大いに役立った参考書や学習ツールを全て紹介しているのでぜひご覧ください。

まとめ

TeroVesalainen / Pixabay
今回の記事のまとめです。
・大学合格後の目標を必ず決めておくこと。ただし医学部受験は要注意。
・お金がないなら国公立大学がおすすめ。
・宅浪でも全然大丈夫。
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