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「数学はいつも時間が足らない。」
「いつも計算ミスで点数を落とす」
「読解できず、問題文の意味が分からない」
共通テストの数学でこんな悩みを抱えてないでしょうか?
数学は試験時間が厳しいだけでなく、途中でつまづくと、それ以降の問いも落としてしまうリスクがあります。また、文章量が多く読解に時間を要するため、理系の人でも苦手と感じる人は多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、宅浪で北大経済学部に合格した経験がある僕キャベチが、以下のテーマで解説します。
- 共通テスト数学の時間配分と難易度
- 必ず点数UPする解き方のコツ
- 9割以上得点するためのおすすめ勉強法3STEP
本記事を読めば、数学で9割以上得点するための方法が分かります。ぜひ最後まで読んで記事の内容を実践し、得点アップにつなげましょう。
目次
共通テスト数学の前提知識
共通テスト数学の解き方の前に、まず試験の前提知識を押さえましょう。ここでは3つのポイントについて解説します。
- 出題範囲と配点
- 時間配分
- 難易度
1.出題範囲と配点
数学の出題範囲は毎年類似していることがほとんどです。基本的には以下の問題構成と配点になりますので、目を通しておきましょう。
数IA▼
第1問(30点) | 数と式、集合と命題、図形と計量(必答問題) |
第2問(30点) | 2次関数、データの分析(必答問題) |
第3〜5問(各20点) | 場合の数と確率、整数の性質、図形の性質(2問選択) |
数IIB▼
第1問(30点) | 三角関数、指数関数・対数関数(必答問題) |
第2問(30点) | 微分法・積分法(必答問題) |
第3〜5問(各20点) | 数列、ベクトル、確率分布と統計的な推測(2問選択) |
全ての問題を解けるようにしておけば、本番で選択問題を選べるようになります。
キャベチ
2.時間配分
共通テスト数学の難しさは時間の厳しさになります。勉強を始める前に各大問を何分以内に解くかを知っておくことで、普段から時間を意識して勉強できるでしょう。
試験時間は数IAが70分、数IIBは60分です。数IAの方が問題量が多いため時間が10分長めに設定されています。
とはいえ、時間に余裕があるわけではないので、あらかじめ各大問の時間配分を決めておくことが必要です。
おすすめの時間配分は以下です。
数IA(合計58分)▼
第1問 | 17分 |
第2問 | 17分 |
第3〜5問(2問選択) | 各12分×2=24分 |
数IIB(合計60分)▼
第1問 | 15分 |
第2問 | 15分 |
第3〜5問(2問選択) | 各10分×2=20分 |
キャベチ
9割以上得点するためには制限時間内に解ききることが必須です。まず時間配分を頭に入れておきましょう。
3.難易度
各問題の難易度はそれほど高くありません。ただ、共通テスト数学は文章量が多く、読解に時間を要するため、状況把握する力が求められます。
また、最近では身の回りのできごとを題材とした問題がよく出題されており、苦手とする人も多いのではないでしょうか?
教科書レベルの問題と違うことは認識しておくべきです。ただ、必要以上に恐れることはなく、きちんと演習を重ねれば満点を取れる可能性も出てくるでしょう。
キャベチ
自分の中で難しいと感じるか、また、どの分野が苦手かを把握しておくと良いでしょう。
共通テスト数学で高得点を取るには!本番で実践したい3つのコツ
次に共通テスト数学で実践するべき解き方のコツを3つ紹介します。数学を制限時間内かつ正確に回答するために必要なコツになりますので、ぜひ押さえておきましょう。
- 記述式で解く
- 図を綺麗に描く
- 公式を使いこなす
1.記述式で解く
1つ目のコツは、記述式で解くことです。
数学に限らず、共通テストは記述式での解答が必要ないため、計算過程や言葉を省略してしまう人も多いでしょう。ただ普段と違う解き方をすると、ケアレスミスが発生しやすいので注意が必要です。
マーク式であっても記述しながら論理立てて解くことで、正確に解くことが可能です。ただ、長々と記述する必要はありません。答えまでの過程を自分が把握できる程度に書いておけば十分でしょう。
記述式で書くメリットとして、後から計算過程を追えることが挙げられます。
キャベチ
記述式を意識することで、結果的に早く正確に問題を解くことにつながります。ぜひ実践して解き方に慣れておきましょう。
2.図を綺麗に描く
2つ目のコツは、図を綺麗に描くことです。
共通テスト数学には、図形問題が必ず出題されます。特に数IAでは、必答問題として取り上げられる可能性が高いです。
図を綺麗に描いておくことで問題の状況理解がスムーズになるでしょう。問題演習から意識することで、素早く綺麗な図を描けるようになります。
空間図形の問題がよく出てくるので、まずは描き方に慣れておくことが必要です。時には、問題の途中で平面図形を取り出して整理する工夫も必要になります。
キャベチ
図を綺麗に描いて問題を正確に把握できれば、早く解くことにもつながります。
3.公式を使いこなす
3つ目は、公式を使いこなすことです。
「公式を使うのは当たり前」と感じる人は多いと思います。ただ出題される問題に対して、必要な公式を瞬時に選択し、使いこなすにはかなりの演習量が必要になります。
また、数学は試験時間が厳しいため、焦って計算ミスをしてしまったり、使う公式を間違えてしまったりすることも想定されます。つまり、公式を覚えているだけでなく使いこなすレベルまで到達することが求められます。
公式を覚える際のポイントとして、公式の証明までできると定着が早くなり、記憶にも残りやすいでしょう。
キャベチ
また、教科書で取り上げてはないですが、答えをより早く出す為に以下の公式も押さえておくと良いです。
時短に使える有名公式▼
- ヘロンの公式・・・3辺から三角形の面積を求める公式
- 6分の1公式・・・放物線と直線で囲まれた間の面積を求める公式
- サラスの公式・・・4つの空間座標から四面体の体積を求める公式
他にも便利な公式はたくさんあるので、共通テストで使える公式は満遍なく押さえておくと良いでしょう。
共通テスト数学で9割以上取るための勉強のコツ3STEP
ここからは共通テスト数学で9割以上得点するための3STEPを紹介します。ただ、初めのSTEPから開始する必要はなく、自分のレベルに合わせて開始すれば良いです。
- STEP1 教科書の問題と学校の問題集を完璧にする
- STEP2 共通テストレベルの問題集を繰り返し解く
- STEP3 時間を測って過去問を解く
STEP1 教科書の問題と学校の問題集を完璧にする
初めから問題集を解こうとはせず、まずは教科書の問題から取り組みましょう。基礎を固めないうちに問題集を解き始めると、つまづいてしまうことも多いです。
教科書の章末問題まで終わったら次に学校指定の問題集を解いていきます。この段階で苦手だなと感じた分野があれば、教科書の解説に戻って理解を深めましょう。
もし教科書を読んでも分からないなと感じたら、周りの友人や学校の先生に質問することをおすすめします。苦手な分野は周りの助けも借りつつ、早めに潰しておきましょう。
キャベチ
STEP1までで、学校の問題集まで完璧にし、必要な公式を覚えた状態を目指します。
STEP2 共通テストレベルの問題集を繰り返し解く
基礎が固め終わったら問題集を繰り返し解いていきます。このSTEPの目的はとにかく問題数をこなして、各単元の問題に慣れておくこと。
問題に慣れることで、共通テスト数学で求められる解答の正確性とスピードを得られるでしょう。なお、問題集は緑チャートが最もおすすめです。
出典:Amazon
共通テスト対策の問題集なので、出題範囲が網羅されていて、実践に近い問題形式になっています。各問題のポイントもまとめられているので、模試の直前や本番前に確認するのも良いでしょう。
ただ緑チャートを完成させずに、違う問題集に目移りするのは避けましょう。一つの問題集を繰り返し解く方が実力は早くつきます。
本番に近い問題を繰り返し解いて問題形式に慣れておき、早く正確に解けるようになるまでやり込みましょう。
STEP3 時間を測って過去問を解く
最後に本番を意識して、時間を測って過去問を解いていきましょう。
STEP2まで達成できれば各分野について、確かな実力がついていると思います。次にやるべきことは本番に近い環境で、問題を解くことです。
必ず制限時間内に解ききることを意識して、解ききれなかった問題は後から解くようにします。時間を測って繰り返し解くことで、実践の感覚が身につくでしょう。
キャベチ
正しい手順を踏んで、早くSTEP3に到達できるよう継続的に学習しましょう。
共通テスト数学のコツが掴めない場合はどうする?プロに相談してみよう!
「自分だけの学習では、数学で高得点を取れそうにない」
「制限時間内に問題を解ききれそうにない」
もし、あなたがこう感じたら、プロに相談するのも一つの手です。
共通テスト数学は限られた時間の中で、かなりの問題量を解かなくてはなりません。中には勉強の仕方が分からず、立ち止まってしまう受験生もいるでしょう。
そんな受験生は、オンライン学習塾を利用するのが得策です。スタディコーチでは、300名以上の東大生コーチや早慶大生から直接指導が受けられます。
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勉強の仕方が分からないと、刻一刻と勉強時間が失われていきます。他の受験生に負けないよう早め早めに行動していかなくてはなりません。
志望校との距離を縮めるには、プロの講師からがっつりサポートしてもらうのが得策です。スタディコーチでは勉強の仕方からプロにサポートを受けられるため、予想より早く実力アップできるでしょう。
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まとめ:共通テスト数学のコツを掴んで9割以上得点しよう!
共通テスト数学は時間との勝負です。
また解答スピードだけでなく、ミスなく正確に問題を解くことが求められます。本記事で紹介したように、正しいやり方で実力をつければ9割以上得点することも可能です。
焦らず着実に実力をつけていきましょう!