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多浪生・再受験生でも授業料免除や奨学金は受けられる?申込方法は?

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どうも!キャベチです。

 

このページを見ている方には僕と同じく大学入学後の扱いに不安を覚える再受験生や多浪人生も多いと思います。

その中には経済的に裕福ではなく学費を払うのが難しかったり、奨学金を借りて学生生活を潤したいと考えている人も多いはずです。

 

僕の家も母子家庭で決して裕福な家庭ではないため授業料免除や奨学金をどうしても借りたいと考えていましたが、4浪に当たる年齢で再受験して大学に入学した身なので、大学側から現役生達と同等のまともな扱いを受けられるのかどうかずっと不安でした。

 

そこで今回は当時の僕と同じように、

多浪生や再受験生でも授業料免除や奨学金は受けられるの?」

といった切実な疑問を抱えている方のために、その真偽をお伝えします。

 

授業料免除や奨学金の判定基準に年齢は関係ない!けど例外も…

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結論から言って、基本的に授業料免除や奨学金の判定基準に年齢は全然関係ありません。

現に4浪に当たる年齢の僕ですら授業料の全額免除と利子ありの第二種奨学金を受けれています。

 

1浪・2浪ならそもそも悩む必要すらないレベルですし、もっと年上でも普通に受けられると思います。

経済的状況が芳しくないのであれば、それ相応の恩恵を大学側から受けることができるのは現役生達と全く変わりません。

 

遅れて大学に入学したからと言って判定基準が厳しくなったりはしないのでご安心ください。

事実公式が明記している奨学金や授業料免除の判定基準の欄にも、「年齢」の文字はどこにもありません。

 

ただしあなたがもし一度でも他の大学や専門学校に入学していてそこからの再入学の場合、奨学金については多くの制約がかかってしまうことになります。

これについては後述する奨学金の採用基準の項で詳しく触れていきます。

 

それでは浪人生・再受験生が注意すべき点に触れつつ授業料免除・奨学金それぞれの詳細について見ていきましょう。

 

授業料免除について

授業料免除とは授業料の一部or全体を免除する制度で、奨学金とは異なり返済義務などはありません。

なのでやはり受けられるのであれば奨学金よりも授業料免除を受ける方がいいですよね。

 

ちなみに授業料免除には1/4免除,半額免除,全額免除などがあります。

この選考基準については次項で詳しくお話しします。

 

授業料免除の選考基準や応募時期について

授業料免除は大学毎で独自で選考しているため、その選考基準や応募時期は大学毎に異なります

なので詳細は各大学のホームページ等で予め見ておく必要があります。

 

選考基準について一つ言えるのは、どこの大学でも最低限の成績を求めている場合が多いです。

例えば僕の通う北海道大学では、入学したての1年前期を除いてGPAが2.7以上ないと選考の対象外となってしまいます。

 

どの程度の額が免除されるのかは家計状況で判断されますが、それ以前に最低限は真面目に頑張ってる人じゃないと権利すら与えませんよってことでしょう。

前述の通り年齢は選考基準に入っていないはずなのでそこはご安心を。

 

授業料免除を受けたいなら国公立大学を選ぶべき

こんな便利な授業料免除制度ですが、この制度を比較的簡単に受けられるのは国公立大学だけだと考えた方がいいです。

僕のとある知人は3浪で某有名私立大学に進学しましたが、僕と家庭状況がほとんど変わらないのにもかかわらず授業料免除を一切受けれていません。

もちろん奨学金は普通に借りれていますが、それでもバイトの負担が大きい日々を過ごしています。

 

ほとんどの私立大学では、授業料免除を受けられるのはその大学内で相当な成績上位層に限られます。

そのため世帯収入が低かったり母子家庭だったりと経済状況が芳しくなく、奨学金以外にも授業料免除を受けて学費自体を軽減したいと考えている方には国公立大学への進学を強くお勧めします

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学費自体も国公立大学の方が私立大学よりも安いです。

特に理系・医学系では国立と私立の間には学費面で相当な差がありますよ。

 

奨学金について

次は奨学金について紹介・解説していきます。

奨学金といえば大体が「日本学生支援機構」によるもので、ここでもそれに限定して掘り下げていきます。

 

日本学生支援機構の奨学金にも授業料免除と同様に返済義務がない給付型奨学金がありますが、よく言われる「奨学金」とは返済義務のある貸与型奨学金を指します

 

給付型奨学金は選考基準が相当厳しいため、再受験生や多浪人では難しい面も多いです。

(給付型奨学金の詳細についてはこちらの日本学生支援機構公式ホームページをご参照ください。)

 

それに対し貸与型奨学金は日本の大学生の二人に一人が利用していると言われるほど浸透している制度です。

 

貸与型の奨学金には3つの種類がある

返済義務のある貸与型奨学金には、大きく分けて3種類の奨学金があります。

一つ一つその特徴を見ていきましょう。

 

無利子の第一種奨学金

第一種奨学金は返済額に利子が加算されず、借りた額だけ返せば良い最もローコストな貸与型奨学金です

 

ただし無利子ということで機構側にも貸すメリットがないため、これを借りれる人はかなり絞られます

詳しい選考基準は後述しますが、家計状況だけでなく高校時代の成績まで見られたりします。
ちなみに僕は成績が足りずに第一種に落ちました。

 

そして第一種奨学金は借りれる額の上限が第二種よりも低く設定されています

以下は日本学生支援機構の公式サイトから引用した大学生が第一種で借りれる額の一覧です。

 

【国公立・自宅通学の場合】月額30,000円または45,000円
【国公立・自宅外通学の場合】月額30,000円または51,000円 ※自宅通学の月額も選択できます。
【私立・自宅通学の場合】月額30,000円または54,000円
【私立・自宅外通学の場合】月額30,000円または64,000円 ※自宅通学の月額も選択できます。

引用元:日本学生支援機構公式HP
(上記のリンク先では大学以外に大学院・短大・専門の学生が借りれる額も記載されています。)

 

利子付きの第二種奨学金

無利子で借りれる第一種奨学金に対して、利子付きで借りれるのが第二種奨学金です

利子ありとは言いつつその利率は0.1-1.0%とかなりの低水準で推移していますし、最大でも3%は絶対に超えないと公式が明言しています。

 

まああくまでも学生を支援する機構ですから、そこまで高い水準になることは普通にないでしょう。

あまり高い利率で設定すると倫理観が疑われて機構側にも悪影響が出そうですしね。

 

さらに第二種は選考基準がほぼ世帯収入しかないので、再受験生だろうが多浪人生だろうが基本的に誰でもウェルカムな奨学金だと考えていただいて大丈夫です。

 

第二種奨学金は借りれる額が第一種に比べて多いのが特徴です。

以下は日本学生支援機構の公式サイトから引用した大学生が第一種で借りれる額の一覧です。

 

月額30,000円、50,000円、80,000円、100,000円または120,000円
※1 私立大学の医・歯学の課程の場合、120,000円に40,000円の増額が可能です。
※2 私立大学の薬・獣医学の課程の場合、120,000円に20,000円の増額が可能です。

引用元:日本学生支援機構公式HP
(上記のリンク先では大学以外に大学院・短大・専門の学生が借りれる額も記載されています。)

そして第二種奨学金には利率固定方式利率見直し方式があります。

前者は利率固定、後者は市場金利の変動に合わせて5年毎に利率を変更する方式です。

 

どちらが得かは時間が経ってみないとわかりませんが、現在第二種を借りている学生の約8割が利率固定方式を、残りの2割が利率見直し方式をとっているそうです。

 

入学時特別増額貸与奨学金

貸与型奨学金の3つ目のタイプに入学時特別増額貸与奨学金があります。

なんだか難しそうな名前ですが、これは入学初年度限定で10万円〜最大50万円までを10万刻みで利子付きで借りることができるという特殊なタイプの奨学金です。

 

ただしこれを借りるための条件として、第一種奨学金か第二種奨学金の少なくともいずれかを利用していてかつ日本政府金融公庫による「国の教育ローン(詳細は日本政府金融公庫の公式HPで)」を借りられなかった場合に限られます。

 

さらに「入学時」と名前がついている割には振り込まれるのは他の奨学金同様進学後となっているため、入学時の費用は結局前もって準備する必要があることにもご注意ください。

 

第一種と第二種の併用について

第一種奨学金と第二種奨学金を併用することも可能です。

 

ただしこの場合、それぞれ単体を応募するよりも採用基準が厳しくなります。

詳細は後述する奨学金の応募方法と採用基準についての項をご覧ください。

 

併用の申請をして通らなかった場合、再度単体で受け取れるかを審査してもらえます。

 

貸与型奨学金の応募方法と採用基準について

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最後にいよいよ気になる貸与型奨学金の応募方法と採用基準について触れていきます。

 

以前別の大学や専門学校に入学していた場合は制約が多い

前述の通り、奨学金(特に第二種)を借りる際は基本的に年齢によって不利になることはありません。

 

しかし元々別の大学や専門学校に入学していて、その後別の大学に再入学する場合は多くの面で不利になってしまいます。

特に元の学校で一度でも奨学金を借りていた場合はかなり厳しいとお考えください…

 

第二種を後述する在学採用型で応募するなら可能性がまだありますが、その場合でも制約が多いと公式で明記されています。

以下では以前に別の大学や専門学校に入学していた方の扱いについても触れていきます。

 

奨学金の応募方法には予約採用型と在学採用型がある

奨学金の応募方法には、大学入学前から入学後の奨学金借り入れの手続きをしておく予約採用型と、入学後に手続きをする在学採用型があります。

そのそれぞれで申込資格や採用基準が異なるので、それぞれ見ていきましょう。

 

予約採用型の申込資格や採用基準、応募方法について

再受験・多浪人の場合、予約採用型での奨学金借り入れの申込は難しくなります。

その申込資格は以下の通りです。

 

高卒の場合は卒業から2年以内でかつ別の大学や専門学校に入学したことがない人

中卒の場合は今まで大学に入学したことがなく、高等学校卒業程度認定試験もしくは大学入学資格検定に合格した人、または科目合格者で機構の定める基準に該当する人

 

残念ながら過去に大学に入学していた方は予約採用型で応募することはできません。

また、高卒で卒業から3年以上経っている方も予約採用型で応募することはできません。

僕も高校卒業から約3年間ニートをし、卒業後4年経ってからの入学だったので予約採用型での応募は普通に無理でした。

 

予約採用型で応募した際の奨学金借り入れ採用基準は下記リンクから公式サイトをご参照ください。




 

また、応募方法については高校卒業2年以内なら卒業した高校に問い合わせれば詳しく説明してくれるはずです。

応募の時期的には5月〜6月と早めなので、忘れずに高校に連絡を入れるようにしてください。

 

中卒の場合、日本学生支援機構に直接問い合わせることで申込手続きができます。

以下の公式ページへのリンクから問い合わせ先を調べることができます。

 

在学採用型の申込資格や採用基準、応募方法について

在学採用型で奨学金借り入れの申込をする際の申込資格については以下の通りです。

大学に正科生として在学する人。

※これまでに大学で奨学金を借りたことのある人は、申し込むことができない場合や借りられる期間(貸与終期)が制限される場合があります。
その他くわしくは大学の奨学金担当者に問い合わせてください。また、外国籍の人は学校に相談してください。
引用元:日本学生支援機構公式HP

在学採用型での応募の場合の資格基準は予約採用型の基準よりも緩いですが、それでも元々別の大学で奨学金を借りたことのある人には制約がかかることが明記されています。

 

ただしこの場合は完全に否定されてはいないので、第二種なら借りれるかもしれません。

いずれにせよ公式にもある通り大学の奨学金担当者に問い合わせてみることをおすすめします。

 

予約採用型で応募した際の奨学金借り入れ採用基準は下記リンクから公式サイトをご参照ください。

 www.jasso.go.jp 
第一種
http://www.jasso.go.jp/shogakukin/seido/kijun/zaigaku/daigaku/1shu.html

 www.jasso.go.jp
第二種
http://www.jasso.go.jp/shogakukin/seido/kijun/zaigaku/daigaku/2shu.html

 www.jasso.go.jp
第一種・第二種併用
http://www.jasso.go.jp/shogakukin/seido/kijun/zaigaku/daigaku/heiyo.html

 www.jasso.go.jp
入学時特別増額
http://www.jasso.go.jp/shogakukin/seido/kijun/zaigaku/daigaku/nyuzo.html

在学採用型での応募方法については大学入学後に詳しい説明が必ずあるので、深く考えるのは入学後で結構です。

 

まとめ

TeroVesalainen / Pixabay

いかがでしたか?

基本的には授業料免除・奨学金共に年齢的なハンデなしで受けられることがお分りいただけたはずです。

 

過去に別の大学に在籍していた場合でも、諦めずに日本学生支援機構にぜひ問い合わせてみてください。

この記事で学費面の心配が少しでも軽減され、より受験勉強に精を出せるようになれば幸いです。

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