どうも!キャベチです。
今回は読書が大嫌いで読むのが遅く、国語がものすごく苦手だった僕が宅浪の1年間で国語の偏差値を40→60へ20上げた現代文の勉強法を解説します。
目次
国語(特に現代文)という科目に振り回され続けた大学受験
まずは僕がどれだけ国語(特に現代文)ができなかったかを紹介しますね。
僕の長い長い受験生活は常に国語との戦いでした。
「そんなのいいからさっさと勉強法を教えろ!」という人は、こちらの勉強法の項から読んでください。
北大志望なのにセンター本番4割台、偏差値40だった現役時代
僕は現役時、北大の総合理系志望でした。
理系とはいえ北大のセンター比重は他の旧帝大より高く、さらに二次試験に使わない国語と社会の配点が高かったので、最低限国語ができないと厳しい戦いを強いられました。
なので普段から学校でも現代文を中心に国語の演習に力を注がされていましたが、もうとにかくムカついて仕方がない泣
自分ができないのもそうでしたが、自分の頭の良さを誇示するために簡単な内容までわざわざ難解な文章で書いている筆者が許せなかったんですよね。絶対もっとわかりやすくかけるだろうと…
よく文末に書いてある著者名をペンで思い切り突き刺したり引き裂いたりして鬱憤をはらしていましたw
そんなこんなで真面目に国語という科目に向き合うことなく過ごした結果、本番のセンター試験では200点満点で94点、偏差値40を記録しました。(そのうち漢文で42点)
当然こんな点数では北大なんて夢のまた夢で、当たり前のように浪人が決定しました。
ちなみに当時のセンター試験の評論で出題された文章を書いた筆者は今でも許していません。
文転した再受験の時は毎日現代文にフルボッコにされていた
詳細はプロフィールページに譲りますが、僕は現役で落ちた後1浪の時に受験を断念し、3年ほどニートをしていました。
そして4浪の年齢で北大の経済学部に再受験することになります。
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管理人キャベチのプロフィール
どうも!「春は遅れてやってくる」の管理人・キャベチです。 ここでは僕の経歴に触れながら自己紹介と、当サイトの目的についてお話しさせていただきます。 目次キャベチのプロフィール多くのものを ...
再受験時は文転していたため二次試験でも国語が課せられるので、絶対に避けては通れない大きな壁として僕の前に立ちはだかりました。(センター二次合計750点満点中28%の210点が国語)
特に現代文は北大二次試験の国語の配点の2/3を占めていて、さらに二次試験の古典は難しすぎて差がつかないということで、現代文は最も克服しなければならない課題でした。
そのため得意とは言えないまでも最低限足を引っ張られない程度にできるようになるのを目標に、1年間毎日現代文の勉強をしていました。
ですが元々壊滅的に苦手な上に3年間のブランクがあり、しかもこの記事のタイトル通り読書が大嫌いで当時までは本当に人生で1冊の本すら読んでこなかったので、勉強するたびにフルボッコにされて心を折られ、また挑んではコテンパンにやられ…という繰り返しでした。
当時は現代文ができなすぎて毎日頭を悩ませていたことから自称「現代文メンヘラ」でしたが、的を得た表現だったなと思います笑
最終的にほぼ現代文の勉強だけで国語の偏差値が40→60に
毎日大変な思いをしながらも1年間現代文の勉強を続けた結果、センター試験の本番では148点(現代文78点)を記録しました。
そして北大の二次試験の国語でも150点満点中83点(得点率55%)と国語単体でも合格最低点のラインを超えられました。
センター試験の結果をセンターリサーチに出した結果国語の偏差値が60を超えていたので、自分としてはちゃんと克服できたのかなと感じています。
もちろん自信を持って得意だと言えるほどではないですが、当初の「足を引っ張らない程度にはできるようになる」という目標は達成できました。
自分と現代文との対戦経歴だけでかなり長くなってしまいましたが、今回は当時の僕と同じように現代文ができなくて悩んでいる受験生のために、僕が現代文を克服する過程で大切にしていた勉強法や考え方を紹介していきます!
宅浪でも1年間で国語の偏差値を20上げた現代文勉強法
現代文はセンスじゃなく、文章を読んだ量で決まる
ここで僕が受験期に最も大切にしていた現代文に対する考え方を綺麗に代弁してくれている某大学の青本の文章を紹介します。
少し長いですが、僕が伝えたい内容のほとんどがここの中に詰まっているのでぜひじっくり読んでみてください。
「活字の羅列から重要である部分を抽出し、それらの繋がりを読み取り、全体の構成や主張を把握する力は一朝一夕で身につくものではなく、丁寧に文章を読み込んで慣れさせる訓練の積み重ねが必要である。」
これは本当にこの通りだと思います。
現代文はセンスなんかではなく、文章をこれまでにどれくらい読んで慣れているかです。
もちろん例外もいますが、何もしないでできる人のほとんどは日頃から文章に触れる機会が多いというだけです。
これまで本を読んできた人の10年分以上の蓄積を埋め合わせるのは容易ではありませんが、そうでない場合でも僕のように1年間しっかりと正しく向き合えば最低限戦えるレベルにまでは克服できます。
僕もずっと不安で仕方ありませんでしたが、才能がなくて物理的に不可能だなんてことは絶対にないので安心してください!
無理に速く読むのは厳禁!たくさん読めば自然に速くなる
国語が苦手な人の中には読むのが遅いという悩みを抱えている人がかなりの数いると思います。
そして僕もめちゃくちゃに読むのが遅いです、正直遅さだけならこれを読んでいる人の誰にも負けない自信があります。
ですが現代文の読解で最も大切なのは速さではなく活字から要点を探し出してつなぎ合わせ、全体をまとめる力です。
それができるようになれば脳の処理に余裕ができて、自然と読む速さが上がっていきます。
先ほどの青本にも書いていますが、最初から速さを意識するあまり肝心な精読を犠牲にしてはいつまで経っても読解力が身につかないので、この間違った勉強法が成績が伸びない主な原因となっています。
確固たる読解力が身につくまでは速さを気にせずしっかり精読しましょう。
どうやって、何を意識して読めばいいの?
とはいえいきなり精読して読解力を高めてくださいと言われてもそもそもどうやって読めばいいのか、何を意識して読めば良いのかさっぱりわからないと思います。
そこで現代文読解の本質を教えてくれる参考書を一冊紹介させていただきますね。
僕が現代文読解の本質を学ぶために最適だと考える参考書は、駿台予備校のトップ現代文講師霜栄先生が書いた「現代文読解力の開発講座」です。
この参考書がオススメな理由はまさにどうやって読むか、何に注目して読むのかをこの上なく丁寧に解説してくれているからです。
特に最初の方は1つの文章につきなんと30ページもかけて丁寧に丁寧に読み方を解説してくれています。
読み方だけでなく解き方までしっかり教えてくれるので、僕もこの参考書には本当にお世話になりました。
ただしこの参考書、めちゃくちゃ難しいです。
僕も入試直前期になっても後半の問題は納得いくように解けませんでした。
ですが最初から数えて3つの文章は結構簡単で、現代文が苦手な人でも理解できます。
しかも後半より最初の問題の方が解説が一番詳しく、これだけやれば現代文の正しい読み方や意識すべきポイントを十分に学ぶことができます。
なのでまずは最初の3つの文章を何度も繰り返し解いて解説を読み込むのがオススメです!
4番目以降は一気に難しくなるので受験期後半まで放置でOK。
無理にやっても高確率で自信を失くすだけなのでむしろやらないことを勧めます。
入試現代文のアクセス基本編などもっと簡単な参考書で開発講座の1-3で学んだ方法を実践してしっかりと身につけましょう。
成績が伸びなくても信じて続けること
これは僕が現代文が苦手だったからというのもありますが、現代文は全科目の中で最も勉強の成果が出るのが遅い科目だと思います。
例えば社会などの暗記科目はすぐに反映され、英語なら最低3ヶ月かかると言われています。
そんな中僕が現代文の実力向上を実感できるようになったのは勉強を始めてから半年以上も経った頃でした。
それまでは「本当に自分でもできるようになるのか」とか、「やっぱり才能ないんだ」とか悩みまくりでしたが…汗
なので現代文の勉強をしてなかなか結果が出ないと悩んでいる人、心配する必要は全くありません。
これだけ苦労した僕から言わせればむしろ数週間とか数ヶ月で結果出たらそれこそ元々お前才能あるんじゃねえかとツッコミを入れたくなるくらいです。
本も国語が大嫌いでセンスもない僕でもここまでは来れましたから、今苦手で苦しんでいる人もなんとか踏ん張って毎日の努力を続けて欲しいと思います。
「継続は力なり」、現代文にこそ最もよく当てはまる言葉でしょう。
最後に僕が国語が大の苦手で読むのが遅くてもセンター試験本番で7割を取り、偏差値が60を超えた戦略を以下の記事で紹介しているので、合わせてお読みください。
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時間が足りない!読むのが遅くてもセンター国語で7割以上取れる戦略
センター試験の国語って本当に厄介ですよね。 読むのが遅い人にとってはまさに地獄で、センター試験の科目で最も厄介だと考える人も少なくないはず。 かくいう僕も国語が大の苦手で、センター試験の ...
みなさんが現代文を乗り切れるように本当に応援しています!