時間が足りない!読むのが遅くてもセンター国語で7割以上取れる戦略

センター試験の国語って本当に厄介ですよね。

読むのが遅い人にとってはまさに地獄で、センター試験の科目で最も厄介だと考える人も少なくないはず。

 

かくいう僕も国語が大の苦手で、センター試験の評論でいつも大体25分かけて本文の半分しか読めないほど読むのが遅いです。

本番ではやたらと評論が長くて半分も読めなかったかな…これでも相当勉強してかなり速くなったなった方なんですけどね汗

 

ですがこんなに読むのが遅い僕でもセンターの本番で国語の平均点が107点の中148点をとり、センターリサーチの偏差値では60を超えました。

 

時間が足りず適当にロト6した選択肢は運悪く全部外れていたので、拙い実力と戦略のみで7割超えたことになります。

 

今回は「国語が苦手で読むのが遅くてセンター試験で全然解ききれない」という人でも最低限足を引っ張られない程度に7割以上取れるようになる戦略を紹介していきます。

申し訳ないですが国語が元々得意な人や読むのが速い人に役立つ情報は載ってないと思われるので、本当に読むのが遅くて困っている人だけ目を通してください。

 

センター国語は最も時間制限が厳しい!遅読家には戦略が必須

まず以下の東進ハイスクールの有名講師林修先生の講義動画をご覧ください。

僕は北大の二次試験の国語は評論2題のうち85%くらいは読むことができました。

もちろんほとんどの問題にも手をつけられましたし、ここまでできるようになったのは本当に1年間勉強した成果です。

 

ですが北大の二次試験なんて比にならないくらいセンター試験の国語は時間制限が厳しいです。

林先生の言う通り僕が受けた全入試の中で最も時間制限が厳しい試験がセンター試験の国語でした。

文章量は多分北大二次とそんな変わらないのに、時間が40分短く2/3しかないんですよ。

記述回答を作る時間が余分にかかるとは言え流石に40分もかかるものではありません。

 

正直に言います、読むのが遅い人にとっては80分で全て解き終えるとか普通に無理です。

ですが必ずしも全部は読めなくても7-8割くらいなら安定して取れるようになります。

だからこそ読むのが遅い人は普通にやっては間に合わないことを素直に認め、今から戦略を立てて計画的に勉強していく必要があります。

林先生も言っていた通り時間が足りないことはわかっているのですから、その時間内で最大限点数を取れる戦略を今から組み立てましょう!

 

読むのが遅くてもセンター国語で7割以上取れる戦略

戦略の重要性を説明できたところで、これから実際に読むのが遅い人でも7割以上取れる戦略を解説します。

 

漢字と古文常識は絶対に落とさない

センター試験国語200点満点のうち評論の漢字10点、古文の常識問題20点の計30点は、全く本文がわからなくても得点できます。

ここは読むのが遅いとか全く関係なくしっかり対策していれば確実に得点できるので、絶対にここで落としてはいけません。

 

ここで落とすようでは7割以上の得点は難しくなりますし、何よりそれくらいの対策もできない受験生が他の科目でもまともな点数を取れるとは思えません。

かなり厳しく言いましたが、それだけここで落とすと言うのは罪なことだと思ってしっかり得点できるように対策しましょう。

 

漢文が簡単なので満点を狙う

人によって分野ごとに得意不得意があるのはもちろんですが、一般的にセンター国語で最も簡単な分野は漢文です。

まず覚えるべき内容が極めて少ないので勉強が効率良く点数に結びつきます。

 

何より漢文は文章量が他と比べて桁違いに少ないので、どれだけ読むのが遅くても20分あれば完答できます。

漢文に20分は本来なら時間をかけすぎだと言われるくらいですが、ある程度時間をかけてもいいので漢文で満点を取るつもりで練習しましょう。

漢文はちゃんと勉強したら本当に誰でも満点近く狙えます。

漢文をやらないのは本当にもったいないので、ぜひしっかりと勉強してここで高得点を取って他で楽しましょう!

 

残り50分でどう60点を取るか、解く順番と時間配分を決めておく

そして朗報、ここまで漢字と古文常識と漢文を30分で完璧にできて80点を取れたら、残り50分かけて60点取れば7割取れます。

しかも5択なので適当に回答しても5問に1問は当たりますから、残り50分で実質50点分くらい取れればいいです。

 

半分以上時間を残して評論40点小説50点古文30点計120点から50点をかき集めるだけ、そう考えると行けそうな気がしませんか??

ここまでくればあとはいくらでもやりようはありますから、まずは先述した80点をガッチリ取れるまで訓練を積み重ねましょう!

 

ただし50点しか取らないと残り10点は運任せになるので、今の段階ではしっかりと残り50分でどう60点を取るかを考えていきます。

ここからは本当にその人の得意不得意で戦略を立てていいと思いますが、必ずどう戦うかをあらかじめ大まかに決めておいてください。

何も考えずにぶっつけ本番でやると絶対どうしていいかわからなくなりテンパってしまうので。

 

かなり尖っていますが、ここで僕が実際に立てた戦略を実例として挙げてみます。

北大の二次試験では古文の配点が低い上に難しすぎて受験生の間で差がつかないので、センター試験でも古文読解を思い切って捨てる。

古文の本文を読まないことになるので大幅時間短縮になるが、古文常識だけで20点は取れる。

 

残りは50分たっぷりかけて現代文90点中60点を取るだけ。

小説は評論と比べて時間をかけずにできるのでまず最初に25分かけて最後までやり、その後25分で評論をできるところまでやる。

ここでしっかり取れるように確固たる現代文の読解力を養う。

僕は全くこの通りの戦略で日頃勉強し、実際のセンター試験では評論36点、小説42点、古文20点、漢文50点で合計148点を得点しました。

 

正直言って、読むのが遅い人がたった80分でセンター国語の問題全てに触れるのはかなり厳しいです。

それができたらもはや読むの遅くないやんとツッコミを入れたくなるくらいです。

なので僕のように読むのが遅いと悩んでいる人はどこを絶対に取らないといけないか、どこを捨てるのかを明確にして、普段から特化した勉強をしていきましょう!

特化することで厳しい制限時間が緩和されます。

 

読むのが遅い宅浪でも国語の偏差値を40→60に上げた現代文勉強法

現代文、特に評論は成績が伸びるまでに本当に時間がかかる科目です。

なので二次試験等で評論が課されず、小説と古文がしっかりできるなら思い切って無勉で挑むのも手です(何分かけて解くかは必ず決めておきましょう)。

 

もし評論を避けて通れないなら、以下の記事で僕が宅浪時代に国語の偏差値を20上げた現代文の勉強法を紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてください。

【センスに頼るな】現代文の偏差値を40→60にした勉強の仕方を徹底解説!

 

センター国語で7割取るのは決して難しくない

TeroVesalainen / Pixabay

ここまで読んでくれたあなたならかなり実感できていると思いますが、先に本番での戦略を決めて普段からそれに沿って特化した勉強すれば、国語が苦手な人でも7割取ることは全然不可能ではありません。

あとはしっかりと戦略を練れるか、その戦略に則った勉強を継続できるかの単純なゲームです。

 

せっかくこれまで勉強したことがセンター国語というたった一つの試験のせいで水の泡なんてことにならないためにも、しっかりと計画的に勉強していきましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。