
geralt / Pixabay
どうも!元ニート大学生のキャベチです。
長い受験生活の最初期は、「よし勉強を始めよう!」と意気込み何も考えず気分で勉強を始めてしまいがちです。
始めようといって中々やらない受験生も多い中実際に始めたことは素晴らしいですし、気分が乗ってすぐ始めたい気持ちもわかりますが、少し待ってください。
ここでがむしゃらに勉強を始めてしまっては非常に効率の悪い勉強を進めてしまうことになります!
どのような方向性の勉強をどの程度やればいいかもわからないでただ闇雲に勉強をしているようでは、間違いなく苦戦を強いられます。
計画なしで勉強を始めるのはポケモンで例えるならフラッシュなしでイワヤマトンネルに挑むようなもので、ゴール(大学合格)にまでたどり着くにはフラッシュ(勉強の計画)を持っていた方がいいに決まっているのです笑
とにかく効率的に勉強を進めて行くためにも、いよいよ実際に受験勉強を始める前にまずはしっかりとした勉強計画を立てましょう。
これをやるか否かで1年後には非常に大きな差となって結果に出てきますよ。
なぜ計画を立てるべきなのか
そもそもなぜ計画を立てることがそこまで重要なのか、それがわかっていないとわざわざ計画を立てようとは思えませんよね。
実際僕もそのタイプで、現役・一浪時はほぼ無計画で行き当たりばったりの勉強で志望校に落ち、最終的にはニートにまで落ちぶれてしまいました。

みなさんには僕と同じ末路を辿らないためにもまずは計画を立てることが重要である理由を知ってほしいと思います。
おそらくあなたが今思っているよりもはるかに多くのメリットがあるはずです。
大学・学部によって出題傾向が全く異なるから
大学入試では大きく分けていろんな大学の志願者がまとめて受けるセンター試験と、大学や学部毎に個別で課してくる個別学力試験(二次試験)があります。
そして大学毎に入試としてどんな試験形態を取り入れているかは千差万別です。
センター試験だけで合否を判断する大学や、センター試験と二次試験の両方を考慮して合否を決める大学、さらに個別学力試験だけで合否を決める大学など様々で、さらにセンターと二次の両方を課すパターンでは大学毎にその配分も異なります。
例えば僕の通う北海道大学の多くの学部では、センター試験と個別の二次試験の点数が2:3の割合で考慮され合否が決められています。
さらに、個別学力試験では大学毎にその難易度や出題傾向などがまるっきり異なります。
当然東大と北大であれば東大の方が難易度が高いですし、大学毎に例えば英作文を取り入れていたりいなかったり、ベクトルの問題が出やすかったり出にくかったりなどの明確な違いがあります。
つまり、志望校に合格するためにはその大学・学部の入試に特化した対策を取るべきだと言うことです。
英作文の出題がないのにその対策をしていては時間の無駄ですし、確率の問題がほとんど出ないのに確率の問題演習ばかりやるのは非効率的な時間の使い方だと言わざるを得ませんよね。
こちらも北大の例えになりますが、北大の二次試験の国語の「古文」はあまりに難しすぎて他の受験生との差が開かないですし、そもそも古文の配点自体全体から見ると低いため、よほど古文が得意でない限り古文対策はきっぱりと捨てるなどといった判断も志望校に特化した対策の良い例といえるでしょう。
僕はこれを早い段階で分かっていたので、古文の勉強は最低限で済ませてより配点の大きい現代文の勉強に当てた結果、かなり余裕を持って第一志望に合格できました。
このような志望校に特化した対策をするためには、受験勉強を始める前の段階から志望校の入試傾向を掴んでおき、その入試傾向に合わせた計画を立てて日々の勉強を積み重ねていく必要があるのです。
やるべきことが曖昧だとモチベーションが維持しにくいから

AgnieszkaMonk / Pixabay
人は漠然とした状況の中では不安を感じる生き物です。
今やっていることを続けても本当に結果が出るのかどうかわからないような曖昧な状態だと、自信を持ってそれを継続することが難しくなります。
そのため「今やっていることを続ければ必ず結果がついてくる」というしっかりとした根拠を持つことが、モチベーションを高い水準で維持する良い方法です。
広く一般的な言い方をしましたが、もちろん受験勉強においても同じことが言えます。
それでは今やっている勉強を入試本番まで続ければ必ず結果がついてくるとしっかりと根拠を持って確信できるためにはどうすれば良いのでしょうか?
そこで必要になるのが「計画」なんです。
僕も現役・一浪時に受験勉強を全く頑張れませんでしたが、今振り返っても計画不足の側面が相当大きかったと思います。
これはすごく単純な話ですが、あなたが仮に大学に合格するために必要な要素を本番までに全て揃えることができたなら、必ず志望校に合格できます。
英語で例えれば合格点を取るために必要な単語・文法・構文・熟語などを全て暗記した上で、時間内に問題を解き切れるだけの速読力や、大学によっては英作文の力など必要とされている能力を十分に養うことができれば、必ず合格点を超えます。
もちろん他の科目でも同じことが言えますね?
ゴールの位置とそこまでの距離を知り、そこに到達するために必要な要素が明確になった上で、その要素を全て埋めるための勉強を日々計画的に進められたなら、あなたは必ず志望校に合格できるのです。
このようにこの勉強を続ければ必ず合格できると自信を持って言えるほど綿密に計画された勉強法なら、途中でその勉強法に対して不安が出始めて頑張れなくなることもなくなります。
そういったモチベーション維持、継続力の意味でも計画を立てることはとても重要です!
効率的な計画を立てる前に
前項で計画を立てる重要性を実感することはできましたか?
いざ受験勉強を始める前に綿密な計画を立てることは非常に意味のあることですし、むしろ難関大学ほど合格するとなると計画なしでは無謀だと言わざるを得なくなってしまいます…
どうか現役・一浪の時の僕と同じように計画性のない気分任せの勉強だけはしないで欲しいと心から思います。
ですがいざ計画を立てるとは言っても、まだどんな計画を立てれば良いのか想像もつかないと思います。
・過去問を使って志望校の入試の特色(正しいゴールのイメージ)を掴む
・そのゴールにたどり着くために必要な勉強内容(ゴールまでのルート)を知る
事前準備として以上のことができて初めて、方向性の正しい具体的な計画を立てることができます。
過去問を使って志望校の入試の特色(正しいゴールのイメージ)を掴む
これは当然なのですが、大学受験の勉強においては「出やすいものだけやって、出ないものはやらないのがベスト」です。
大学に合格することが目的なら、入試科目にないアラビア語を勉強したりしないですよね?笑
ですがなぜかこの当然ができていない受験生がかなりの数います。
前述の通り、大学や学部毎に科目、試験形態や配点までもが大きく異なります。
そして大学毎に出題傾向も大きく異なり、出やすい問題と出ない問題が必ず存在します。
にもかかわらず志望校の出題傾向も知らずにがむしゃらに勉強を始めてしまう受験生が後を絶ちません。
これは極端な話受験科目を間違って勉強しているのと原理的には同じことです。
そのため志望校に特化した対策を練り、それに沿った計画的な勉強を進めていく必要があります。
なのでまずは志望校の出題傾向などの入試の特色を掴むことから始まります。
それを知って初めて「志望校の数学ではベクトルが頻出なのでその分野の勉強に重点を置く」などといった特化型の効率的な勉強計画を考えることができます。
これはいわば正しいゴールの全体的なイメージを掴むための作業です。
何が出て何が出ないのかをはっきりさせて、どの方向性の勉強を積み重ねていくのが良いのかわかった上での効率的で有意義な勉強を進めるためにも、まずはゴールのイメージを掴んでください。
ゴールのイメージを掴むためには、過去問を使うのが最も王道で効率的な方法です。
俗に言う「赤本」のような志望校の過去問集がありますよね?
あれは受験の直前期に初めて開く、いわば腕試し用のツールだと考えている人が少なくありません。
残念ですが、その認識は大きく間違っています。
過去問は力試し用として直前期まで温めて置くようなものでは決してなく、志望校の出題傾向を知るために真っ先に利用すべきツールなのです。
この画像は実際の赤本から一節を引用させていただいたものです。
赤本の製作者側もそういった用途で使われることを想定して赤本を製作していることがわかりますね!
それでは過去問集を使う際にチェックすべきポイントと注意点をいくつか挙げていきます。
できるだけ最新版を買う
赤本などの過去問集を利用する際はなるべく最新版を買うべきです。
なぜなら同じ大学の学部でも年度毎に出題形式や傾向に変化が見られるからです。
最新の変化を知らないのはかなりのハンデとなってしまうので、情報の面で遅れをとらないようにこれらについても言及してある最新版を利用するのが好ましいです。
「傾向と対策」のページを熟読する
赤本などの過去問集の最初の方には、各科目ごとの出題傾向とその対策方法についてかなり詳しく解説してくれている「傾向と対策」の欄があります。
ここは本当に重要なポイントなので、過去問集を購入したらまずこのページを熟読し、アンダーラインを引いたりメモを取ったりスマホで写メを撮るなどして、いつでもすぐに振り返られるようにして置くのがおすすめです。
ネットでも志望校毎の出題傾向と対策について書かれているサイトがあります(こことか)が、情報が古くあてにならない場合も多いです。
参考程度にとどめて置くなら有意義ですが、やはりメインの情報源は最新版の過去問集が良いですね。
得た傾向を実際に過去問と照らし合わせて体感する
「傾向と対策」の欄だけでもそれなりの入試傾向を知ることはできますが、残念ながらこれだけではまだイメージが足りません。
より鮮明なゴールのイメージを持つために、傾向と対策の欄で得た出題傾向の情報を頭に入れながら、さらに志望校の過去問とその情報を照らし合わせて確かめてみることをおすすめします。
例えば「英語では会話文問題が必ず出る」という情報が得られたなら、実際にそれがどんな風に出題されているのかを自分の目で確かめ、
「数学では整数問題が頻出」という情報が得られたなら、数年分の数学の過去問を見て確かに頻出であるということを体感するのです。
こうすることでより鮮明な入試問題の全体的なイメージを抱いたままそこに向かって日々の勉強を進められるようになります。
あくまでイメージを掴むことが目的なので、まだ本腰入れて問題を解く必要はありませんよ。
例年の合格者最低点と合格者平均点を確認する
例年の合格者最低点と合格者平均点も忘れずに確認してください。
多くの学部ではそこまで得点率は高くないはずです。
だいたいどこの大学でも、二次試験では6割以上取れれば合格できると言われています。
北大でも医学部・獣医学部以外はそれくらい取れれば安全圏と言われるレベルです。
今これを見て「なんとかなるかも」と希望を持つのか、「本当に取れるようになるのか」と不安を覚えるかは人それぞれですが、どちらにしろ最低でもそのラインを目指してこれから勉強していくことには変わりありません。
最低でも志望校の出題傾向・過去問のイメージ・合格するための最低ラインを正しく把握できたなら、ここまでチェックして初めてゴールの正しい全体的なイメージを掴めたことになります。
ゴールにたどり着くために必要な勉強内容(ゴールまでのルート)を知る
前項でゴールのイメージの全体像はかなり湧いてくるようになったはずです。
そのイメージを忘れないまま、実際にそこに自分がたどり着けるように勉強を重ねて行けば良いのですが、まだしっかりとした勉強計画は立てれそうにありませんね。
なぜならゴールがわかっていても、そこにたどり着くために具体的に何をすべきかがわかっていないからです。
なので次は自分がどんな勉強をすれば良いのかを考えていきましょう。
最終的には過去問→弱点発見→計画→弱点克服→過去問→…の繰り返しがベスト
過去問→弱点発見→計画→弱点克服→過去問→…
最も効率の良い受験勉強の方法は大まかに言ってこれをひたすら繰り返すスタイルに尽きます。
過去問から弱点をあぶり出しては、それを克服するための勉強計画を練り、それを元に勉強をして、克服できたらまた過去問を解いて弱点を発見する…
これを繰り返すだけであなたが大学に落ちる理由が一つ一つ消えていき、最終的には必ず合格できるレベルにまで到達できるのです。
つまり自分が今どんな勉強をすべきかは過去問が教えてくれるということ。
最終的には常に過去問を中心において日々の勉強を積み上げていくべきですね。
基礎が固まっていない場合は真っ先に基礎固めを
過去問演習に入る前に一つ注意点として挙げておかなければならないことがあります。
それは基礎学力がままならないうちは、過去問から弱点をあぶり出そうにも「全てがわからなすぎて何がわからないのかすらわからない」状態になってしまうことです。
そのためまだ基礎学力が固まっていない方は真っ先に基礎固めを徹底しましょう。
まずは基礎を固めるための勉強計画を立てて、固まったらなるべく早い段階で過去問主体の勉強にシフトして行くのです。
効率的に基礎固めを完成させる方法
過去問演習に入る前の基礎固めの段階では、やるべきことは出題範囲全体の基本事項を網羅的に埋めることです。
わからないところだけを勉強していくといった消去法的な考えでは時間がいくらあっても足りません。
なので基礎を網羅できる参考書やら教材が必要になるのですが、スタディサプリというリクルートが提供する学習支援サービスが最高なので紹介させていただきます。
スタディサプリは小学生〜難関大学受験レベルまでの大学受験における全科目・全範囲を網羅した、プロの予備校講師による講義の動画1万本以上を、たったの月額980円で見放題になるという神サービスです。
僕自身ほとんどの基礎分野を早い段階からスタディサプリで勉強していたおかげで、余裕を持って受験勉強を進めていくことができました。
本当におすすめですし、期間限定で2週間の無料体験までやっているので、ぜひそのすごさを体感してみてください!
計画を立てる

geralt / Pixabay
ここまででやるべき勉強内容が明確になったら、いよいよ具体的な勉強計画を立てていきます。
目標点を決める
まずはどの科目にどの程度の配分で力を注ぐのが最適なのかを考えるべきです。
なので本番では試験別・科目別でどれくらい得点して合格するのかをあらかじめ決めておきましょう。
この段階までに調べた入試の科目・配点・難易度・出題傾向・合格最低点や合格平均点などの情報に加え、自分の得意不得意も考慮に入れてどこに特に力を注げば合計で合格点に届きやすいのかを考えます。
合格最低点を目指しているようでは不確定要素もある本番で無慈悲に刈られてしまうことになるので、少なくとも合格平均点を目指して設定しておきましょう。
イメージしやすいように僕の再受験時の実例をあげてみます。
志望校の北大の経済学部ではセンター試験が300点満点、二次試験が数英国3科目でそれぞれ150点満点の合計450点、全部合わせて750点満点で合格平均点は500点程度。
まずは配点が大きく重要度のより高い二次試験の目標点から考える。
マーク式のセンター試験よりも記述式の二次試験の方が好きなので、二次では安全ラインの6割である270点よりも多くの点数を取る。
数学が得意だが国語が大の苦手で、しかも国語は中々実力がつきにくい厄介な科目。
なので目標点は数学が8割の120点、英語が6割の90点、国語が半分弱の70点、合計280点にする。
合計500点取るためには残るセンター試験で220点必要で、これは900点満点の素点に換算すると660点。
科目毎に若干の傾斜はあるが、大体合計で670−680点取れればOK。
文系のくせに国語に加え社会も大の苦手なので、目標点は英語170点、国語130点、数学160点、理科90点、社会130点の合計680点に設定する。
僕の場合はこんな感じで目標点を設定しました。
ゴールとそこまでのルートを明確にしていたおかげもあり、結果的には経済学部で合格者150人中24位とかなり余裕を持って合格できました。
このように実際の結果は予め設定していた目標点と傾向的にはかなり似通っています。
それだけ目標点を設定しそれに向かって勉強することは入試の結果を左右するということです。
例に挙げた北大文系は科目毎の傾斜が弱いですが、志望校がより偏った配点になっている場合は比重の大きい科目を重点的に伸ばすように設定するなどといった工夫が必要ですね。
長期→短期の順に計画を立てていく
ここで注意したいポイントが、長期→短期の順に計画を立てていくことです。
「〇〇月までにこの参考書を終わらせるorこの動画までを勉強し終わる→そのためには1週間でこのくらい進めよう→そのためには1日でこれくらい進めよう」といった具合です。
長期スパンでどうなるか考えずに1日単位の勉強量など短期のことばかり気にしていると、後々時間が足りなくなったり予定にズレが生じたりするため、必ず長期から考えましょう。
長期計画は〇〇月までにこの範囲を終わらせるなどといったアバウトな内容でOKです。
ですが短期計画では徐々に細かくしていき、最終的には1日でやる勉強内容まで明らかにします。
例えば300問ある問題集を2ヶ月で1周回するのであれば、1週間ではだいたい35〜40問、毎日5〜6問くらいを目安に勉強していく必要があります。
このように1日単位まで必要な勉強量を逆算することで、ノルマが明らかになり、毎日何をするか考える無駄な時間を削減できます。
さらに一歩一歩着実にゴールへ近付いている感覚を持ちながら勉強できるので、無計画な場合よりはるかにやりがいを感じられ、継続できる可能性も格段にアップします。
理科・社会など暗記分野は早い段階からやりすぎないこと
ただし理科(特に生物・化学)・社会などの暗記科目については、例えば二次試験で高度な出題がされない場合、夏前など早い段階からこれらの勉強ばかりするべきではありません。
確かに理社は勉強内容が成績に反映されるのが早いためやりたくなる気持ちはわかるのですが、より取得に時間がかかる国語・英語・数学を後回しにすると入試まで間に合わなくなってしまう可能性があります。
僕は北大の二次試験では国語・英語・数学のみで理社はセンターのみの出題でしたが、理社の勉強は12月からやってました笑
流石に2ヶ月でやるのは無謀で、結果計画通りとは言え社会は2科目120点台とかなり出来の悪い結果になったので絶対に真似しないで欲しいのですが、いくら早くても夏休み前から本腰入れてやるべきものではないなと感じています。
もちろん最初に言った通り二次試験で出題される場合、理科でも社会でも早い段階からの準備が必要です。
志望校の出題科目を熟知して、正しい順番で勉強していってください!
宅浪生は1日のスケジュールを決める
予備校や塾に通っていれば毎日の勉強リズムが自然とできますが、宅浪だと予備校のような縛りが全くないため、勉強も昼寝も遊びもその場の感情の赴くままに好きな時にできます。
ですがその時々の気分でその日の行動を決めているようでは、独学・宅浪で1年間継続して勉強し続けることはかなり難しくなります。
絶対にその日のタスクを先延ばしにして消化できず溜めていってしまうので。
塾に通っている場合のように必ずしも朝早く起きる必要はないです。
昼に寝るのも大いにありだと思います。再受験時には僕も毎日昼寝していました。
ただし直前期を除いては別に夜型でもなんでも自分に合ったスタイルで良いので、とにかく毎日の行動スケジュールは固定化してください。
ではイメージを持たせるために、ここでも僕の一時期のスケジュールの例をあげてみたいと思います。
9:00 起床
9:00-9:15 歯磨きとか
9:15-10:45 勉強
10:45-11:00 休憩
11:00-12:30 勉強
12:30-13:00 昼食
13:00-14:00 昼寝
14:00-14:30 自由時間
14:30-16:00 勉強
16:00-16:30 休憩
16:30-18:00 勉強
18:00-19:30 自由時間
19:30-21:00 晩飯、風呂
21:00-22:30 勉強
22:30-23:00 休憩
23:00-0:30 勉強
0:30-2:00 自由時間
2:00 就寝
こんな感じで行動スケジュールを組んでいました。
休憩も昼寝も大いにして、これでも9時間勉強できます。
くれぐれも休憩なしでやろうなどと思わないでくださいね?絶対集中力持たないのでw
90分ごとに区切るのは個人的におすすめです。
人間の集中力が続く限界は90分間らしく、大学の授業でも1コマ90分となっています。
もちろんこれが絶対的な正解な訳はないので、自分に合ったスタイルを見つけてそれで固定していきましょう!
勉強時間ではなく勉強量で考える
ここでスケジュールという「時間」の要素を引っ張ってきたので誤解を招きそうなのですが、あくまで達成度は「勉強量」で考えてください。
元々長期→短期と掘り下げて1日ごとにやると決めたタスクを効率良く消化するためにスケジュールを組む、という話だったのをお忘れなく。
なので必ずしもこのスケジュール通りみっちりと勉強する必要はありません。
その日のタスクが早く終われば残り時間は遊んでも良いですし、早めに寝るのも全然OKです。
感情に任せて怠けないこと
「人間は休むべき時に休んでも何も問題ない。本来やるべきことをやらない、なんてことを積み重ねていくとダメ人間になる。」
これはとある予備校講師の言葉を引用したものですが、本当にその通りだと思います。
最初からこの時間、この日は休むと決めていたならそこでいくら寝ようが、遊びに行こうが、テレビ見ようがゲームしようが全く問題はなくて、その時に本来やると決めていた勉強内容をこなさないことこそが問題なんですね。
その日のタスクが早く終わればやるべきことは済んだのですから、その場合残り時間はいくらでも遊べば良いです。
要するに感情に任せてサボるなってことです。
戦略的休憩は必要ですが、やるべきことをサボり続けた結果ニートにまで落ちてしまった僕のような人間もいるので、本当に要注意です。
模試を短期目標として活用する
模試は短期の良い目標として機能してくれます。
「〇〇模試までに7割取れるように準備しておく!」
「次の△△模試で志望校B判定以上取る!」
などといった具体的な点数や結果として現れるものは目標としては最適で、目標が具体的であればあるほど普段の勉強のモチベーションも上がっていきます。
さらに模試は弱点を効率よく把握し克服するための最適解でもあります。
モチベーション管理と勉強効率の両面から見ても模試は必ず活用すべきです。

総まとめ

TeroVesalainen / Pixabay
今回の記事はとても長くなったので、最後に要点を整理したいと思います!
まずこれからの勉強を効率良く進めていくためには、「計画」が必須です。
計画は効率の面でもモチベーションの面でもメリットが大きいのです。
ですが志望校合格というゴールにたどり着くための計画を立てるには、その前に過去問を使って志望校の入試の特色(正しいゴールのイメージ)を掴み、さらにそのゴールにたどり着くために必要な勉強内容(ゴールまでのルート)を知らなければならないのです。
最新版の赤本などで「志望校の出題傾向・過去問のイメージ・合格するための最低ライン」を最低でも把握することでゴールのイメージが明確になります。
そしてそのゴールにたどり着くための勉強内容は、まずは基礎固めを真っ先にやり、その後過去問演習に移るのが最適解です。
基礎固めに使う教材としてはスタディサプリが最適だったので、ぜひ使ってみてください。
やるべき参考書や教材を決め勉強内容が明確になったら、いよいよ具体的な勉強計画を練っていきます。
まずは具体的な勉強の配分を決めるために、合格への具体的な目標点を決めましょう。
その後長期→短期の順で計画を立てていき、長期はアバウトに、短期は1日単位のタスクまで細かく決めます。
ただし二次試験などで深い知識を問われない場合、理社の勉強ばかりを早いうちからするのは非効率的なので要注意です。
さらに独学の場合サボらず継続するために、1日の行動スケジュールを作るべきです。
ただしあくまで勉強の達成度は「勉強時間」ではなく「勉強量」で把握してください。
休憩時間や休養日を作ることは何も問題ないですが、本来やるべきことをサボるようなことは続けてはいけません。
短期目標として模試を活用するのはかなり有効なのでおすすめです。
…以上です!
かなり長くなりましたが、運よくこの記事を見つけて最後まで読んでくれたあなたなら、計画の段階ですでに他の受験生たちを圧倒的に凌駕できます。
そしてきっと志望校に合格できるはずです。
計画的に勉強して、遅れてやってくる春を必ず迎えましょう。