いよいよセンター試験が迫ってきましたね。
多くの浪人生にとっては複数回目の経験、前回の苦い思い出が鮮明に蘇ってくる頃合いだと思います。
よく現役生はここから一気に伸びると言われますが、それは基礎という土台の上に過去問演習によって出題形式の慣れや苦手克服などで一気に得点力がつくからです。
つまりしっかりと現役生と同じように基礎を固め直してきたなら、現役生と同じように過去問演習が本格化してきた秋から冬の時期から点数が伸び、勉強の成果が感じられて楽しさも出てきます。
さらに直前期は時間もなく不安を感じている暇もないので、人によってはストレスのピークが10−11月頃だったりもします。
僕も冬の時期は自分の勉強に自信も持て始めていたので10月頃が不安のピークでした。
本番が近づくにつれてどうしようもなくなってくるわけでもないので、今までと同様時期にあった対策を着実に積み上げていきましょう。
では12月〜センター試験までのセンター直前期にすべき対策を解説していきます。
目次
とにかく過去問重視!消去法の勉強で追い込みをかけよう
この時期になれば得点に結びつくまで時間のかかる英数国の基礎は網羅できていて、センター試験で制限時間を気にしなければ7-8割程度を取れる実力があるのが好ましいです。
これまでも当ブログでは基礎固めを早い段階で終わらせ、過去問演習の重視を推奨してきました。
後半戦突入!浪人生が秋シーズンに必ずやるべき勉強面・精神面の対策
なぜ過去問演習を真っ先に目指していたかというと、過去問から苦手を炙り出す→弱点克服→過去問から苦手を炙り出す→…という消去法の勉強が最も効率的に点数に結びつくからです。
数学に出てくる余事象のように、できることが増えたらできないことから攻めた方が早くて効率的に点数に結びつくに決まってますよね。
しかしある程度基礎が固まっていないと過去問をやっても何がわからないかわからない、つまり余事象であるできないことよりもできることの方が少ない状況になるため、まずは真っ先に基礎固めをし過去問演習ができる体制を作るべきでした。
基礎固めが終わったこの時期はとにかく過去問演習で苦手から潰していく勉強法を意識しましょう!
センター対策:二次試験対策の目安=8:2
これからの時期は自習時間全体のうち8割を目安としてセンター試験重視の対策に取り組みましょう。
もちろん厳密な配分は今のセンターの出来次第なのであくまで目安です。
僕はこの時期までずっと二次対策ばかりでセンター対策が疎かになっていたので、勉強時間の大部分(9割くらい?)をセンター対策にあてていました。
二次試験対策はセンター後からの再開で十分間に合う
センター対策に専念すると二次試験の得点力が鈍る不安があると思いますが、これまで二次対策していればセンター後の1ヶ月で全然取り戻せるし更に上も目指せます。
なので自信を持ってセンター対策を重視して勉強しましょう。
センター試験重視の大学ならいうまでもないですが、二次試験重視の大学でもセンター試験の結果が悪いと他の同大学受験生より実際に点数で遅れている状況に不安を感じることになるので、なおさらセンター試験対策は気が抜けませんね。
おすすめセンター対策用参考書・教材
赤本(センター試験過去問)
最も重視すべきは当然センター試験の過去問です。
赤本は一番有名な例として、青本でも黒本でも何でもOK。
とにかく実際の問題に慣れて消去法の勉強を進めることが大切なので、過去問を何よりも優先して解きましょう。
解き方としては最新版から順に過去5-10年分くらいを何周もするのがおすすめです。
10年くらい網羅すればセンター試験でよく出題される問題はほぼ全てカバーでき、それらを完全に解けるようになるまで繰り返し解くことで本当の意味でセンター試験に必要な実力をつけるための消去法的な勉強ができます。
そして一番新しいやつを勿体無いからといって最後までとっておくのは全く意味がないので、最初から新しい順にやりましょう。
スタディサプリ
センター試験に特化した対策として、スタディサプリのセンター対策講座を受ける方法があります。
スタディサプリとは有名なプロの予備校講師による入試に使われる全受験科目・全範囲の講義動画4万本以上がたったの月額980円で見放題になる映像配信サービスです。
スタディサプリのセンター試験対策講座にはセンター試験に出てくる全科目それぞれに専用の講義動画が収録されていて、全5-12回かけてじっくりとその傾向にそって対策や戦略を伝授してくれます。
僕自身直前期にセンター試験の点数が一気に伸びたのは二次試験対策をしっかりやっていたのと、このスタディサプリのセンター試験対策講座で正しい勉強の仕方を学んだからだと思います。
前述の通り情報を知っているのと知らないのとでは本番の結果に大きな隔たりが生まれてしまうので、ぜひ受験のプロが提供する情報を参照してみてください。
もちろんこれらのセンター対策動画も全て月額980円の中に含まれていますから、普段からスタディサプリを使っている人は追加料金なしでそのまま対策動画をご覧いただけます。
これで実際に成績が伸びましたし本当におすすめなので、まだ始めてない方はこの機にスタディサプリでセンター試験対策を始めてみてはいかがでしょうか?
参考 スタディサプリの公式サイトはこちらまとめ
今回解説した「センター直前期に浪人生がすべき対策」のまとめです。
・あ徹底的に過去問演習!5−10年分を周回しよう。
・センター対策と二次対策の比率の目安は8:2。センター重視で。
・赤本などの過去問周やスタディサプリで効率的な対策を。