どうも!キャベチです。
僕は4浪に当たる年齢の時に宅浪で北大に再受験して今は北大の経済学部に通っているのですが、再受験の際には多くの参考書を勉強しました。
その中でも今回は特に思い出深い参考書の一つ、「英文読解の透視図」に触れて行こうと思います。
巷ではよく京大受験生向けだなんて言われたりしていますが、本当にそうなんでしょうかね?
北大受験に英文読解の透視図を使った僕がその辺りについてお話ししましょう!
目次
英文読解の透視図ってどんな参考書?
扱っている内容
英文読解の透視図では、「要素の移動、省略・倒置・挿入・強調、仮定法や比較表現」を扱っています。
俗に言う「特殊構文」など、応用的で間違いやすい英文構造に焦点を当てた参考書です。
そのためこの参考書に取り組む前に、基本的な構文解釈は予めできるようになっておく必要があります。
基本的な構文解釈の学習だけでも大部分の英文を根拠を持って読解することができるようになりますが、それだけだとかなりの確率で構造を理解できない英文にぶち当たります。
それが長文の文中で出てくればそこで大きく時間をロスしたり、最悪そこで解釈が崩れて以後曖昧な訳しか取れなくなる場合もあります。
そして和訳の問題として直接出題されることも多いです。
それを解決し最終的には「受験英文の構造はほとんど全て根拠を持って理解できる」レベルにまで到達できるようにしてくれるのが、今回紹介する英文読解の透視図です。
超高評価だけど実際に便利なの?
英文読解の透視図を語る際に外せないのが、Amazonでのレビューの異常なまでの高さです。
このように100件を超えるレビューがあって平均評価はなんと驚異の4.5超え!(2018/9時点)
僕は参考書のレビューをいくつも見てきましたが、ここまで高評価の多い参考書を他に知りません。(あったらコメント欄で教えてホチィ!)
そして実際にこれを勉強して北大受験に挑んだ身として一感想を述べさせていただくと、全参考書の中でもトップクラスに有用でした。
アマゾンレビューのように星で表すなら文句なしで[star5]です。
京大受験生向けと言われてるけど実際はどうなの?
この参考書は扱われている英文の難易度が高いので、「京大受験生以外オーバーワークだ」などと言われたりしています。
ですがこの参考書を何周もして北大に合格した僕から言わせてもらえば、それなりの大学に行くならやっておいて損はない、むしろやるべき!です。
こう考える理由をいくつか綴らせていただきます。
「特殊構文」は発展内容ではなく基礎の一部だから
先述の通りこの参考書で重点的に扱われている「特殊構文」は、一般的に発展的だと捉えられているような内容です。
ですが「特殊構文」と片付けられる発展的な内容なのではなく、英文を正しくかつ速く読むための基礎だと感じています。
透視図で同時に扱われている「仮定・比較」は言うまでもありません。
そもそも特殊構文と呼ばれる英文は一定以上のレベルの大学なら文中・和訳問題問わずどこにでも頻出するので、そこで曖昧な解釈になってはなりません。
良くて大幅な時間ロス、最悪大量失点に直結してきます。
ここをしっかり抑えてこそどんな英文にも対応できる本物の速読・精読力が身につきます。
現に透視図内の例文では地方国立大や私立大など難関大学の括りにはない大学の入試問題からの出題ばかりで、東大京大一橋大など最難関大学からの出題など数えるほどしかありません。
それだけどこの大学の英文にも特殊構文や仮定・比較構文が出てくるわけですから、京大受験生以外はオーバーワークというのはかなりの極論だと思います。
良問が多く、網羅性が高いから
英文読解の透視図では、基本的な構文解釈の枠組みに入らないタイプの構造の英文が網羅的に掲載されいています。
つまりこの参考書さえやれば入試に出題されるほぼ全ての英文構造を理解できるようになり、構文解釈で困ることがまず無くなります。
さらに出題文の下には間違えやすい単語や熟語の意味が全て羅列されているので、辞書などで調べるまでもなく効率的に英文読解の勉強ができます。
同時に忘れかけていた単語や熟語を復習することもできます。
問題も良問揃いでおすすめです!
解説が本質的かつ超丁寧だから
この参考書の問題文は確かに難しいです。
が、解説が本質的でかつ超絶詳しいので疑問がほとんど残りません。
胡散臭い「テクニック」のようなものは一切なく、とことんまで理屈で疑問点をしらみつぶしにしてくれます。
本書の最初にも書いてありますが、こういった地味なトレーニングの積み重ねによってのみ本物の速読力と精読力が身につくのです。
まさに”入試英文を透かして視る地図”の役割を大いに果たしてくれます!
時折優しく暖かい言葉で、勇気と自信を与えてくれるから
基本重厚で真面目な内容の参考書ですが、難しい問題が出た時など要所要所で優しく温かい言葉をかけてくれます。
できたらすごいところは素直に褒めてくれるし、できなくても問題ないところは慰めてくれる。
淡々と解説だけして終わりの機会的な参考書がほとんどだからこそ、こういった暖かい参考書には価値があります。
結論:「英文読解の透視図」は京大受験生以外にも超おすすめ!
僕は再受験の時、「京大受験生以外はオーバーワーク」という言葉を知りながらある種半信半疑でこの参考書を始めましたが、本当にこの言葉は勿体無いなと感じています。
なぜならこんなに良い参考書なのにこの言葉のせいで始めようとする学生が絞られているからです。
実際はアマゾンの圧倒的高評価も納得できる、超絶オススメの参考書です。
もちろん京大受験生以外にも!北大受験生だった僕が言うんだから間違いありません。
この参考書に興味があってこれから始めようかと思っている方、ぜひやってみてください。
きっと後悔はしないはずですよ。